金澤神社

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厄除けについて

厄祓い

令和6年厄年一覧

男性

前厄平成13年生(24歳)昭和59年生(41歳)
本厄平成12年生(25歳)昭和58年生(42歳)
後厄平成11年生(26歳)昭和57年生(43歳)

女性

前厄平成19年生(18歳)平成5年(32歳)
本厄平成18年生(19歳)平成4年(33歳)昭和63年(37歳・黒星)
後厄平成17年生(20歳)平成3年生(34歳)
還暦昭和39年生(61歳 男女共)

金沢の厄祓の風習

金沢では、厄年を迎える前年の年度末に神社で厄除けのお祓いを受け、新年を迎えるのが一般的です。(全国的には厄年の節分までにお祓いを受けるようです。)その時に、鏡餅1重・清酒2升をお供えとして持参します。お祓いを受けた後、鏡餅半分と清酒1升は神社に厄を納めるという意味で残し、残りは自宅に持ち帰り家族でいただきます。
※餅、お酒を配らない方はご持参頂く必要はございません。

また42歳の男性の本厄の時には、親戚などに御餅や御酒を配たり、酒宴を催す事もあります。(厄を分散させ、担いでもらう、という考え方です、またこれから責任ある重要な事もこなせる年齢に達したというご挨拶の意味もあったと思われます。)

ご祈祷を受けられた方には、御札、災難除け御守、撤下神饌、方除け破魔矢を授与しております。
初穂料:5000円~お気持ちでお納め頂いております。

ご祈祷をご希望の方はお電話またはオンライン予約ページにてご予約下さい。

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厄年の話

日本では昔から、厄年といって人生の節々に「何か良くないことがある」「気をつけたほうがいい」といった警告のことばがあります。お祓いをし、厄災を除こうとする行事も行われてきました。厄年と一般的にいわれているのは、女三十三歳、男四十二歳の大厄とその前後の前厄、後厄で女十九歳男二十五歳の(いずれも数え年)も厄年であると言われています。確かに厄年と呼ばれる時期には、精神的にも肉体的にも大きな転換期、人生の区切りがあるこることは、だれもが漫然と意識しているはずです。そこに、一種の民間伝承としての厄年があるのは単なる迷信なのでしょうか。それとも偶然としてかたづけてよいのでしょうか。

金沢では昔から、厄祓いが盛んに行われており、特に年末から節分の頃までに数多くの方々が神社へ厄祓いを受けに行かれます。このことから現代でも多くの人が厄年を信じ、関心を寄せていることがわかります。

さて、この厄年はいつ頃から意識されたかと言いますと、日本で最初に厄年のことがでてくるのは『宇津保物語』だということです。作者は源順ともいわれ、紫式部の父の藤原為時とも言われております。いずれにしても、平安時代に書かれたわが国最古の続き物語であって、その中に「左大臣どのやく年におはするとて、大饗せられぬ云々」の一文があるのです。つまり、厄祓いをするために大勢の人にご馳走をしたということなのでしょうが、これを見ても厄年の考え方は、かなり古くからあったのだということがわかります。

平安時代といえば、当時の実力者として知られている藤原道長は、〈この世をば わが世とぞ思う望月の かけたることの なしと思えば〉と地位・権力・衣食住にいたるまで、何一つ思い通りにならぬことがなかったひとが、四十二歳のときに奈良の大峯山に登って、大供養を行っている記録があります。

今日の生理学では、人間の身体の成長や心の発達は、いつも同じテンポで徐々に進んでいくものではなく、ある時期に段階的に、飛躍的におこなわれるということが確認されています。

また、老化についても同じで、細胞の活動力、臓器の萎縮、運動能力や生殖能力の退化は、坂道を下るようにではなく、不規則な階段を下る時のようにしておこなわれていきます。あるところで一段落ちる、だがしばらく平らなところが続き、やがて一段ガクンと落ちる、といったふうに進行していきます。

もっとも、各人各様に異なっている人間の身体の事を、厳密に定義するほうが、あるいは無理があるかもしれません。ようは、その年齢に近づいたとき、厄を通じて健康に気を配り、人生の区切りとして神社などで厄祓いを受け、心身ともに清らかに生活を続けて行く事が大切なのです。


厄除け授与品一例